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Japan Coma Scale (JCS)

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Japan Coma Scale (JCS)

Ⅰ. 刺激しないで覚醒している状態(開眼している)
0 意識清明
1 だいたい意識清明だが、今ひとつはっきりしない
2 見当識障害がある
3 自分の名前、生年月日が言えない

Ⅱ. 刺激すると覚醒する状態(開眼できる)
10 普通の呼びかけで容易に開眼する
20 大きな声または体を揺さぶる事により開眼する
30 痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すと辛うじて開眼する

Ⅲ. 刺激して覚醒しない状態(開眼できない)
100 痛み刺激に対し、払いのけるような動作をする
200 痛み刺激で少し手足を動かしたり、顔をしかめたりする
300 痛み刺激に反応しない
日本では、太田らが1975年に提唱した3-3-9度方式(JCS)が病院前救護を含め現在も広く用いられています。この分類の特徴は、全体の大まかな意識状態を、Ⅰ.覚醒(開眼)している、Ⅱ.刺激により覚醒(開眼)することができる、Ⅲ.刺激しても覚醒(開眼)しない、の3段階に分けて把握します。その後Ⅰ~Ⅲの段階それぞれをさらに詳細に3段階に分けて、全体を覚醒、開眼をキーワードに9段階に分類している点です。
意識清明であればJCSは“0”と表現されます。
実際の患者搬入時には、まずは大きくⅠ~Ⅲの3段階で評価し、生命にすぐに影響を及ぼすか否かを把握し、大雑把に“Ⅰ桁である”のように表現します。上記のように、Ⅰ桁では質問に対する返事の内容で、Ⅱ桁では覚醒に必要とする刺激の強さで、Ⅲ桁では刺激を加えた際の体動の程度で分類しており、明快で理解されやすいため日本では広く用いられています。
また、救急隊の認知度も高く、病院到着前と到着後の意識レベルの変化を捉えやすいという利点もあります。欠点としては、評価の重点を開眼に置いており、四肢の運動があっても開眼しなければⅢ桁になってしまうという点、そしてJCSはあくまでも日本で使用されるスケールであり、国際比較ができないという点が挙げられるます。

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