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前立腺肥大症

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前立腺肥大症

・定義
前立腺は男性のみに存在する臓器で、加齢に伴い増大する傾向がある。

前立腺肥大症とは、「前立腺の良性過形成による下部尿路機能障害を呈する疾患で、通常は、前立腺腫大と下部尿路閉塞を示唆する下部尿路症状を伴う」と定義されている。

・病態
前立腺肥大症の病態には、Hald によって提唱された 3 つの輪(Hald’s ring)、前立腺の腫大(BPE:benign prostatic enlargement)・下部尿路の閉塞(BOO:bladderoutlet obstruction)・下部尿路症状(LUTS:lower urinary tract symptoms)の 3 要素が基本的に関与している。
臨床的には、前立腺肥大症の診断にこれら 3 要素がすべて必要というわけではなく、LUTSがあるにもかかわらず BPE や BOO が明らかではない中高年男性を、前立腺肥大症として治療する場合もある。
70 歳前後で前立腺の増大が止まっても有症状率が増加するのは、前立腺の増大のみならず加齢による下部尿路機能の変化も関与しているためと考えられる。

・診断・治療
診断に際しては、症状問診票である IPSS(国際前立腺症状スコア)、直腸診、尿流・残尿測定、前立腺超音波検査が用いられる.
前立腺がんのマーカーである血清 PSA は、前立腺の大きさと正の相関があるので、前立腺腫大の程度を加味して判定する必要がある.
治療は、内服薬以外に重症例では、手術療法として内視鏡的に切除する方法(経尿道的前立腺切除術)や、レーザーで核出(ホルミウムレーザー前立腺核出術)もしくは蒸散する方法がある。

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