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中枢性のめまいの一般的な特徴

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中枢性のめまいの一般的な特徴

めまいをきたす中枢の病変は、通常脳幹か小脳に存在します。
脳幹は大脳や小脳よりも小さいので、平衡維持のための神経機構と他の運動や感覚を司る神経機構が、特に近接して存在しています。
したがって、脳幹の障害によりめまいが生じた場合には、まず間違いなく運動や感覚の神経機構も一緒に障害され、麻痺やしびれなどのわかりやすいめまい以外の神経症候を伴うことになります。

小脳が障害されると、小脳性運動失調が出現します。ただし、四肢の測定障害や構音障害などのわかりやすい小脳性運動失調がみられるのは、小脳上部の障害の時のみです。
小脳下部の障害では、四肢の測定障害や構音障害はきたしません。
そのかわり小脳下部の障害では、補正の効かない体幹失調、つまり起立・歩行障害が出現します。

めまい以外の神経症候を捉えるための診察は、嘔吐を誘発して患者に負担をかけることを避けるため、なるべく短時間で簡潔に施行してしまわなければいけません。

脳幹障害によるめまい以外の神経症候は、わかりやすいことが多いです。したがって、「物が二重にみえる⊥「呂律がまわらない⊥「手や足や顔面の動きにくさやしびれ感」といった患者自身の訴えの聴取と、指の追視、構音障害の簡易的なテスト、Barre徴候の確認といった簡単な診察で事足ります。
小脳上部の障害で出現する四肢の運動失調や構音障害もわかりやすいことが多いです。したがって脳幹障害の診察に、反復拮抗運動(diadochokinesis)ないし指鼻試験を加える程度で十分です。

一方、小脳下部の障害では、わかりやすい構音障害や四肢の運動失調はきたさないため、ベッドに寝た状態のままだとめまい以外の神経症候がわかりにくいと言われています。ただし、小脳下部の障害では補正の効かない体幹失調が生じるため、起立や歩行が不可能になります。

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