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中枢性めまいでしかみられない眼振

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中枢性めまいでしかみられない眼振

注視誘発眼振は、注視した方向に出現する眼振で、小脳や脳幹の病変により、眼位を正中から外れた位置に保持する機構が障害されると出現します。

末梢前庭障害で注視誘発眼振が出現することはないので、中枢性めまいを鑑別するうえでは重要な眼振といえます。

ただし、実際には注視誘発眼振は、脊髄小脳変性症などの広範な小脳障害でみられることが多いため、わかりやすい小脳性運動失調や構音障害から、中枢性めまいであることは、眼振をみる前にすでに判明している場合が多いです。

純粋な垂直性眼振や、純粋な回旋性眼振も、末梢性めまいでは生じません。
末梢前庭障害で、水平成分や回旋成分をうまくキャンセルして垂直成分の眼球運動を残すことや、垂直成分や水平成分をうまくキャンセルして回旋成分の眼球運動を残すことが困難だからです。

一方、中枢性めまいでは純粋な垂直性眼振や純粋な回旋性眼振がしばしばみられます。
こうした眼振は、解剖学的な中枢前庭機構の上下方向の非対称性に起因すると考えられています。

下眼瞼向き眼振は小脳病変で、上眼瞼向き眼振は延髄(延髄上部にある舌下神経前位核)や中脳(中脳下部にある結合腕ないし腹側被蓋路)の脳幹病変でみられることが多いでさす。
回旋性眼振も延髄などの脳幹病変で出現することが知られています。

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