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糖尿病性多発ニューロパチーの臨床症状

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糖尿病性多発ニューロパチーの臨床症状

様々な陽性・陰性感覚症状を呈しますが、無症候性のことも多いです。

陽性症状は、異常に過敏な感覚であり、足先や足底に針で刺されるような(pricking,tingling)、あるいは灼熱感(burning)などと表現されることが多いです。

両足に左右対称性に認められることが多く、残存神経や再生神経の異常な神経インパルス伝導が発端になって現れる症状と考えられています。

侵害性のない症状のことが多いですが、時には実質的な機能障害につながるほどの強い痛みを訴える患者もいます。疼痛は、長い神経においてより強く、最初に足や足指、次いで腓腹部、手指で認められます。

陰性症状は、無感覚や感覚鈍麻(nurnbness、 sensory loss)で、足底が薄皮で覆われているような感じなどとして表現されます。

高度の糖尿病性ニューロパチーを合併する患者では外傷にも痛みを伴わず、潰瘍などの糖尿病性足病変の原因となり、足切断が必要となる糖尿病患者の60%以上でDPNが寄与しているといわれています。
その機序として、防御知覚の欠落局所血流の異常、発汗の異常、不十分な創傷治癒機転などが挙げられます。

糖尿病性足病変のリスクは末梢神経障害の罹患期間と高血糖の重症度と相関があり、末梢神経障害の初期から潰瘍を認めることはまれです。 

重度の糖尿病性ニューロパチーの患者では、感覚鈍麻や下肢遠位筋の筋力低下のため、転倒のリスクが高いです。

下肢筋の筋力低下や振動覚低下を認める患者では、転倒のリスク評価や歩行機能の評価を十分に行い、補助具の使用や理学療法の必要性について検討する必要があります。

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