医療用語、看護用語、略語、検査値、評価等を掲載しています。

医療用語 略語 検査値

医療 医療用語 症状

上位運動ニューロン症候群と痙縮

投稿日:

上位運動ニューロン症候群と痙縮

痙縮は、脳卒中、頭部外傷や脊髄損傷などの疾患によって生じる、上位運動ニューロン症候群による症候の1つです。

腱反射亢進を伴った緊張性伸張反射(筋緊張)の速度依存性増加を特徴とする運動障害で、伸張反射の亢進の結果生じる上位運動ニューロン症候群の一徴候と定義されています。

上位運動ニューロン症候群の特徴的な所見には、陽性徴候と陰性徴候があります。

陽性徴候としては、筋緊張の増加、腱反射の亢進、伸張反射の他筋への波及、クローヌスといった痙縮の所見および痙性異常姿勢、病的共同運動、病的同時収縮、屈曲反射の亢進などがあります。

陰性徴候としては、麻痺、筋力低下を認め、運動は巧緻性に欠け、労力を要します。

上位運動ニューロン症候群においては、陽性徴候、陰性徴候のほかに、運動麻痺による筋の不動にともない、筋硬直、拘縮、線維化、萎縮など、いわゆる非神経性の変化が生じ、筋の粘弾性が高まります。

陽性徴候の1つとしての筋緊張の増加に加えて、筋の粘弾性増加は筋緊張を増加させるもう1つの要因となります。

痙縮、痙性異常姿勢、病的同時収縮などの異常な過活動が起こる一方、運動麻痺により不動となり、二次的に筋骨格系に変化を及ぼし、筋粘弾性の変化、拘縮、筋硬直、関節の構造変化などが生じ、さらに相乗的に病態を悪化させ、最終的に機能障害に至ってしまいます。

-医療, 医療用語, 症状

Copyright© 医療用語 略語 検査値 , 2019 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.