医療用語、看護用語、略語、検査値、評価等を掲載しています。

医療用語 略語 検査値

医療 医療用語 症状

痙縮の病態生理

投稿日:

痙縮の病態生理

痙縮の病態生理については、複雑であり、いくつかの因子が考えられます。
上位運動ニューロンの障害によって、痙縮などの陽性兆候が生じます。その陽性徴候の最大の特徴は、伸張反射の亢進です。

正常では上位中枢が伸張反射、固有感覚反射、皮膚反射、侵害受容器反射などの興奮性を調節していると考えられています。
しかし、上位中枢の障害によって、これらへの調節機構が破綻し、抑制が減少し、過剰な興奮となることで、陽性兆候の伸長反射の亢進につながってしまうと考えられています。

痙縮は、錐体路の障害とされていますが、動物実験などからは、他の経路も含んだ障害によって起こると考えられています。

錐体路への損傷実験では、必ずしもそれによって痙縮は生じません。
運動野Broadman area 4、延髄錐体路、外側皮質脊髄路をそれぞれ単独に傷害・損傷しても、筋力低下、筋緊張低下は生じても、痙縮は生じていません。
運動前野Area 6の損傷をさらに加えると痙縮が生じることが報告されています。

上位運動ニューロン症候群のほかの陽性兆候もすべてが錐体路障害によって説明される訳ではなく、純粋な錐体路の障害では、生じないことも報告されており、“錐体路障害”としての痙縮は明らかではありません。

しかしながら大脳皮質からの影響は、錐体路以外の下行路を含め、筋緊張に関わっていることは明らかです。

-医療, 医療用語, 症状

Copyright© 医療用語 略語 検査値 , 2019 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.