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神経筋促通法の歴史と根拠

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神経筋促通法の歴史と根拠

神経筋促通法は1940年から1950年代に脳卒中やポリオによる麻痺に対して関節可動域訓練や筋力増強訓練など治療法に対して、麻痺肢への操作など感覚入力や集合的運動パターンを用いて中枢神経活動を促通あるいは抑制して、患者の筋トーンや運動パターンの正常化によって随意性の回復を促進する治療手技として提唱されました。

代表的な神経筋促通法であるBrunnstrom法やBobath法、Proprioceptive Neuromuscular Facilitation(PNF)はいずれも、提唱後に行われた多くの治療効果の検証を集約した結果は、「行ってもよいが、伝統的なリハビリテーションより有効であるという科学的根拠はない:脳卒中治療ガイドライン2009」、「Bobath法は推奨しない:Lancet、2011年」と厳しい見解があります。

片麻痺は病巣が神経の細胞体を損傷する大脳皮質あるいは軸索を損傷する放線冠や内包であっても、その回復には大脳皮質から脊髄前角細胞までの神経路の再建・強化が欠かせません。

神経路はヘップ理論にあるように興奮を伝えたシナプスは伝達効率が上がり、興奮伝達を繰り返すとシナプスの組織的な結合強化が生じます。

再建・強化したい神経路へ興奮を伝えることなしには効率的な神経路の再建・強化はありません。

麻痺の回復促進には新たな促通手技や電気刺激法を用いて、目標の運動路の興奮性を高めて、弱い大脳からの興奮でも伝達する状態にして、患者が意図した運動を麻痺肢に実現させ、それを反復することによって、損傷を免れた神経路の中から損傷された神経路の代役を務める神経路を形成・強化する必要があります。

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