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構音障害とは

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構音障害とは

構音とは、発語機関である舌、下顎、口唇、口蓋帆などを動かすことにより咽頭、口腔の形態を変化させ、喉頭で発生した声に語音としての特性を与える過程です。

構音障害とは、発語器官の障害により、音の歪や省略、プロソディーの異常、言葉の明瞭度の低下などをきたすことを言います。

構音障害は、話そうとする言葉は正しく想起されているのに実際の言葉が不明瞭になるもので、言語機能そのものが障害される失語症とは区別する必要があります。

構音障害は、発語器官の運動障害によって生じる運動障害性構音障害、言語習得期に構音を習得しそこなった機能性構音障害、発語機関の形態に異常がある器質性構音障害に分類されます。

運動性構音障害では、多くの場合嚥下障害を伴っています。
構音障害が疑われる場合には、自発語、復唱、音読などをさせ、構音、プロソディー、明瞭度について評価します。

構音の評価では、必要な音が省かれる省略、目的音が他の音に置き換えられる置換、曖昧で不自然な音になる歪み、必要な音に余分な音が付け加わってしまう付加などに着目します。明瞭度は、話す言葉の何くらいが聞き取れるかで判断します。

延髄の病変による球麻痺では構音に関わる諸筋の麻痺により発語が不明瞭となります。口唇の麻痺では破裂音である“パ”行が、舌の麻痺では“タ”行が不明瞭となります。軟口蓋の麻痺では“カ”行や“ナ”行が侵され鼻声になります。

詳しい評価は、標準ディサースリア検査(AMSD)にて行います。

失語性構音障害(発語失行)では、プロソディーが障害され、音節の区切りが不鮮明になる不明瞭発語、音節ごとに途切れる断続性発語、音節の開始が唐突な爆発性発語などが見られます。「パパパ…タタタ…
カカカ…」などの繰り返しや、「波が真南で鳴る」などの早口言葉で障害が明瞭となります。

*参考 神経内科学テキスト(南江堂)

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