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脳卒中後の嚥下障害・誤嚥・肺炎

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脳卒中後の嚥下障害・誤嚥・肺炎

 脳卒中患者の嚥下障害の発症率は3分の1から2分の1の間です。嚥下障害は皮質、皮下質、脳幹の病巣を関連しうるが、もっとも発症率が高いのは脳幹の脳卒中患者においてという結果になっています。

 嚥下障害のみられる脳卒中患者の3分の1は誤嚥(食塊が声帯のレベル以下の気道に入ること)とします。これらの患者のうち40%は咳や他の臨床症状を伴わず、不顕性です。誤嚥は通常、咽頭閉鎖の減弱、咽頭麻痺、咽頭蠕動の減弱に関連した咽頭相の障害に起因しています。嚥下障害の診断と誤嚥のリスクを確定するためには、臨床的な嚥下機能評価と嚥下造影を行うことができます。

 脳卒中に起因した嚥下障害の合併率は肺炎、低栄養、脱水です。肺炎は全脳卒中患者の3分の1に起こり、肺炎の主因は誤嚥を伴った嚥下障害です。肺炎のリスクを増大させる他の因子は認知機能障害、不適切な水分補給と栄養補給、咳・嘔吐反射の障害、不動、呼吸筋力の低下に起因した咳の能力の低下、胸壁の動きのパターンの変化、胸壁の痙性、拘縮が挙げられます。

 嚥下障害の治療への介入は、(1)姿勢・頭位の変化、(2)舌と口唇に対し筋力、可動域、速度、巧緻性を増加させるための口腔運動訓練、(3)とろみをつけた液体の使用、柔らかいまたは裏ごしした食物を少量ずつ用いること、(4)アイスマッサージ、(5)適切な嚥下の方法の練習、(6)経鼻チューブ、胃瘻、空調瘻のような代替えの食物摂取ルートの使用があります。

*参考 リハビリテーションシークレット(メディカル・サイエンス・インターナショナル)

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