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慢性腎不全や末期腎不全における代謝の変化は、運動耐用能にどのような影響を与えるか

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慢性腎不全や末期腎不全における代謝の変化は、運動耐用能にどのような影響を与えるか

 透析中の患者は、健常人に比べ50%程度の運動耐用能となります。60歳以上の透析患者において、日常生活を制限する最大の要因は疲労です。年齢、人種、性別、心臓病などをマッチさせた対象群と比較すると、階段を昇る、歩行、家の周りの労働などを行う能力に制限を認めます。

 長年の間、末期腎不全患者における雇用率の低下、疲労、運動能力の低下は、腎性貧血によるものとされてきました。しかし、最近になって貧血を改善しても、正常な運動耐用能や身体活動の回復につながらないという事実により、それらの説は覆されつつあります。運動を行いヘマトクリットが増加しても、運動耐用能を改善させることができず、その他の代謝障害の関与が必要です。軽い運動における早期の疲労と乳酸の生成は、酸素消費低下が存在していても一定であり、透析患者のアスリートにおいても同様です。しかし、筋肉の代謝の正確な欠陥については、まだわかっていません。筋肉量の低下、筋肉内毛細血管の減少、2型筋繊維の減少が透析患者にはよく認められます。運動訓練を行っており、かつ貧血の無い腎疾患患者でさえ、極端に低下した酸素消費量が、筋肉内の有酸素代謝に欠陥を引き起こします。最近のより頻回の透析による経験からは、筋肉での代謝欠陥は、不適切な透析による慢性的な尿毒症が関連していると推測されます。より簡潔にいうならば、生理学的メカニズムはいまだ不明です。

*参考 リハビリテーションシークレット (メディカル・サイエンス・インターナショナル)

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