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FIMの概要と特徴

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FIMの概要と特徴

 脳卒中患者などの能力低下を評価するために作られたものが機能的自立評価法(FIM)です。これはすでに世界数十ヵ国以上で使用されています。

 FIMの内容はADLの各項目を1から7段階に能力分類するもので、その母体はBarthel Indexです。Barthel Indexが3段階評価法であるのと異なり、FIMは1から7段階の評価法であること、さらにコミュニケーションと社会的認知項目を加えたこと、そして評価法の基本はいわゆる「できるADL」ではなく「しているADL」であることです。よって、FIMは18のADL項目からなり、すべての項目が完全自立であれば126点、またADLが全介助の状態は18点となります。

 FIMADLすべての内容を網羅するのではなく、必要最小限の項目が集められています。評価項目の中には食事、整容、移乗など、多くのADL評価法にのみならず、表出、問題解決などの認知項目も含まれています。

 FIMは「しているADL」の測定法であり、患者に動作をさせて採点するのではなく、日常生活で実際にどのように行っているかを観察して採点します。さらにFIMは一定の訓練を受けたスタッフならば、職種を問わず採点でいるという特徴があり、各スタッフの情報を集めることによって、より正確に、「しているADL」の測定が可能となります。各スタッフの採点が異なる場合は、低い方の点を利用します。

 FIMは、評価法の条件の多くを満たしており、またガイドブック、ビデオ、FIMレター、セミナー、ワークショップ、認定制度などを通して、評価の統一性を保証するためのしくみが系統的に用意されています。さらに開発者と利用者の間にFIMファックスや電話カンファレンスなどによるフィードバックのシステムもあり、これを通して問題点・不明点の処理や必要な改良を絶えず行うことができます。このような作成者利用者関係が継続していくことこそ従来の評価表にないFIMの大きな特徴といえます。

*参考 脳卒中患者の機能評価(SIASFIMの実際) シュプリンガー・フェラーク東京

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