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FiO2

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FiO2は、日本語で吸入酸素濃度という意味です。 簡単に言うと、吸気時の気体に含まれる酸素の割合という意味になります。 一般的に、酸素流量を上げると、FiO2も高くなります。 酸素投与のシステムが、簡易酸素マスクなどの低流量から高流量になるほど、FiO2は高くなります。

FiO2は、計算式によって求めることができます。 FiO2が臨床的に使われるのは、ARDSとALIの識別をするときです。

ARDSは、急性呼吸窮迫症候群のことで、単一の病気のことはなく、様々な原因によって引き起こされる症候群のことです。

ARDSを起こしている肺は、肺胞や毛細血管の細胞がダメージを受け、血液意中のタンパクや水分が出てきて、肺胞に浮腫を起こします。

肺炎や敗血症、熱傷、外傷などにより、高度の低酸素血症となります。 ALIは、ARDSの発症前後の急性肺障害のことです。 ARDSもALIは、とても似ており、呼吸困難やチアノーゼ、過呼吸などの症状が出ます。 胸部のレントゲンで、浸潤影が認められて、心原性の肺水腫が否定されると、ARDSやALIの疑いがあります。

心原性の肺水腫は、弁膜症や心筋梗塞などによって、左室がポンプとしての働きができなくなり、肺に水が溜まって肺水腫になったものです。 ヨーロッパの集中治療医学界では、ALIという言葉はあまり使わず、軽傷ARDSや重症ARDSと分類することが多いです。

ARDSとALIを識別する計算式には、pao2が出てきます。 pao2は、血中の酸素分圧で、pao2が高いと酸素化が上手くいっているということです。 ただ、その時に、どのくらいの濃度の酸素を与えているのかFiO2も考慮する必要があるのです。

そこで、pao2をFiO2で割ったものが酸素化の指標として使われているのです。 数値が高いと、よく酸素化されていることになります。 吸入酸素濃度FiO2が低くて、血中酸素分圧pao2が高い方が良いのです。

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